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アップライトベースを作ろう②

投稿日:2017年4月15日 更新日:

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アップライトベースを作ろう②

これで2本のウッドベースが手に入ったので、
どっちのネックを使うか試したくて、
どちらも演奏可能な状態に修復して実際に店で弾いてみた。

ネックはフォークソングで使ってた方がよかった、
ではこれをバラしてネックを使うか迷っているうちに、
そのベースを店で弾いてるうちにこれはこのまま使えるんじゃないか、
なんか勿体無いなと思い出した。

もうひとつの中国製のベースは見かけはまだ新しい感じだったけど、
音がよくないし全然音量が小さいので実際の演奏には使えないと判断する。
しかし見た目が新しいのでこれも壊すのは勿体無い気がしてきた。

どちらも勿体無いということなんですが、
そこでわたしが若い頃人からもらって練習用に使っていた
おんぼろベースを親戚のピアノ教室にあげていたのを思い出して、
それだったら壊しても心は傷まないような気がして、
もらった中国製のベースを持って行ってそれと交換し
おんぼろベースを引き取ってきた。
ピアノ教室では実際にベースを弾くわけではなく、
ただオブジェとして置くだけなので音が少々小さくても関係ないことです。

引き取っきたベースをよく見るともう何十年もたっているので
、思ったよりボロでした。
これだけボロボロだったらもうベースの役目をしてないので、
思い切りよく解体することができました。

ベースのネック部分を切り出すのだが、
コントラバスの中ははじめて見るので、
ネックの付け根のところの材木の太さにおどろいた。

こんな太い住宅で使うような材木が使われているなんて。

ネックの部分取り出してさらに軽くするために、
ネックの頭のかたつむりみたいなところを切りおとしました。
電気的に音を出すからこの部分はいらない。

次にどんな形に仕上げるか、アップライトベースにも色々種類があって、
作り易そうな形はどんなのがいいか、どれをモデルにしようかなと思って
音楽雑誌のカタログを見ました。
いかりや長介が弾いてたBSXとかSWB-1とかBABYBASSなどがあった。
これだと、決めたのは、ヤマハのサイレントベース SLB-100 。

なぜこのタイプにしたかというと、胴体が箱型になっていてシンプルで
強度的にも作りやすいし、アンプを通さなくてもある程度音が出るのでは
ないかと思った。でも実際はアンプを通さない音は小さかった。

ベースは太い弦で引っ張るのでネックと本体を強度的にどういう風に
接合するのが一番強くなるかが課題です。

本体の木材をどうするかホームセンターに見に行った。
強度を考えると余り薄い板だと弱いのである程度厚みのある板を選ぼうと思った。
厚い板はいいけどこれを切断したり加工するのは大変だぞ、
真っ直ぐ切れないと変なふうになるぞ、と思ったら、
そこにツーバイフォーの材木があった。
これだと強度もあるし、切断するのも簡単だし、
それにツーバイフォーだから寸法もきまってる。
しかも、値段が安いのでこれで作ることする。

アップライトベースを作る材料として選んだのがツーバイフォーの材木です。
これで本体を作っていきます。

先ず、最初にするのは、ウッドベースから取り出したネックの部分と
アップライトベースの背になる材木の接合なんですが、
ネックの部分の材木が大きすぎるので10センチくらい切ってしまう。
それと角度を計算してやらないと弦と駒と指板の関係が狂ってしまう。
ここが一番大事なところになります。

ここに弦の引っ張るチカラが集中するので、
ここは念入りに確実に作業するところです。
長い木ネジと木工用ボンドでがっちりと固定する。
次に横の板の接合これもツーバイフォーの材木です。
これぐらいの厚みがあれば強度的には問題はない。
これも、長い木ネジと木工用ボンドでがっちりと固定する。

アップライトベースを作ろう③に続く

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