ジャズ好き集まれ
ベースソロの時の伴奏の仕方
ジャムセッションでベースソロになったらドラムとピアノはどう対応すればいいのか。
ここではベースソロに入ったときのドラムとピアノのバッキングについての話です。
ドラムのバッキング編
ジャムセッションでフロント楽器のアドリブソロが終わり次にギターかピアノのアドリブソロが終わると大体次にソロを取るのがベースです。
フロント楽器のアドリブソロのときのドラムのバッキングは大き目の音でやります、次のギターやピアノのときは少し小さ目になると思います。
ベースソロになったときは極端に小さくする人もいればそこまで落とさない人もいる。
一番いえることは、音は小さくしても演奏は小さくするな、ということです。
先ず、ベースソロに入るタイミングですが、ベースソロに入る前はドラムとベースでリズムをきざんでいたんです。それがベースソロに入った途端ドラム一人でリズムを刻んでいくことになる。
一人になると、余程練習してないとテンポのキープが難しくなる。
そのテンポにベースのソロが乗っかってきて、テンポ通りにソロをやってくれればいいがベースソロが走った時どうするか、という問題が出てくる。
ベースソロで遅くなることはめったにないが、走ることは多い。
ドラマーでも、ベースが走ったとき、ベースに合わせる人もいれば、あくまでもテンポをキープして譲らない人もいる。
どちらが正しいとはいいがたいが、演奏全体の事を考えると、合わせた方がいいと思う。
ベースソロが終わってテーマに戻ると、合わせてやったらこれだけ早くなったよ、というのがベース奏者にわかる。
あと、ベースソロに入ってからの演奏方法ですが、今までシンバルレガートでやってたので、そのまま音量を小さくしただけで続けるのか、ハイハットに移ってやるのか。
どちらでもいいんですが、ベースソロの邪魔にならないようにしなければならない。
逆にベースソロの邪魔にならないようにということで、完全にやめてしまうドラマーもいる。やめられた方のベースからしたら、タイムキープからソロフレーズから一人でやらないといけないので、すごく大変なんです。
こんなやり方もある、ベースソロからフリーテンポに持ち込んで、ソロが終わったらベースの４ビートからテンポを作りテーマに入る。などやり方はたくさんある。
次にピアノのバッキング編
いわゆるベースソロのコンピングについてです。
ベース奏者からしたら、邪魔にならないような音量で、邪魔にならないフレーズで、それにコード進行の現在地がわかる演奏をしてほしいです。
これもピアノとベースの立ち位置によります。ベースソロをフューチャーするのか、ピアノとベースで対話するのか、ドラムがいるかいないかによって伴奏の仕方も変わってくると思う。
ドラムがいればコード進行がわかりやすく出せればそこまで気を使わなくてもいいと思います。
ドラムがいない場合は、あえてリズムを強調する必要はない。強調というか、さりげなくしっかりと伴奏する。ルートをいれたほうがコード進行が分かりやすい。
あとコードの音はある程度長めに出した方がコードの響きでコード進行がわかりやすい。
ピアノの低音部でベースの代わりにウオーキングベースをすると、ベースソロの音域とかぶってしまうのでベースが消されてしまう。
４ビートの場合ですが、普段ベースが伴奏にまわっているときは、コードがチェンジするときの１拍目にはルートを弾くのでピアノはある程度自由な演奏ができる状態にありましたが、ベースがソロにまわったときには１拍目にルートがこないことがあるので、そこはピアノでカバーしていく必要があると思う。
このピアノのバッキングは色んな方法があって、この方法でないとダメというものではない。
