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ジャズベースでソロをしよう

投稿日:2017年4月12日 更新日:

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ジャズベースでソロをしよう

4ビートのジャズを演奏していて、ベースソロを始める前は、ジャズでフロント楽器がソロを取っています。その時ベースはウオーキングベースで4ビートで一拍ずつ四分音符で休みなく音を出しています。そしてベースソロに入った途端ウオーキングベースが止まってしまい、急にリズムが不安定になります。
ここからベース一本でソロを始めるわけですが、ベース一本といっても、ドラムとかピアノは小さな音でバッキングしてくれるはずですから、全くノーリズムというわけではない。
ベースという立ち位置ではどうしてもルート音にこだわる性質があり、ソロになってルート音から始めてしまう。この部分をいかにルート音をはずしてソロに入っていくかを意識して演奏することです。ベース以外の楽器の方は、逆にルート音にこだわりがなく、こちらはルート音を意識して演奏してほしいとこです。
とにかくベースソロはルート音から離れろ、ということなんです。
ベースの場合コードの進行具合を他の演奏者に分からせないといけないので、どうしても
ルート音を意識してしまって、ルート音を弾けば安心するということです。
それで、ルートから離れるにはどうすればいいのか。という問題がでてきます。
一番簡単な方法として、曲を知ること。
メロディーはルートの音からかけ離れた音から始まることが多いので、メロディーを覚えるとソロの出だしの音はルート音を感じさせない音からはじめられるので、ベースソロの練習にはいいのではないかな。

ベースソロでもテンポの速い曲のソロはどうするのか。速いテンポで細かいフレーズを弾いてもはっきり聴き取れないし、テンポの中にフレーズをきちんとはめ込むのもテクニックがいる。プロのミュージシャンには、それが出来る人は沢山いるけど、普通に出来なきゃいけないのか。
速いテンポでゴリゴリ細かいフレーズを弾いてみて、出来なけりゃやらないことです。それよりも、4ビートの延長でウオーキングベースのソロをやった方がかっこいいと思う。大体速いテンポの曲というのはメロディー自体はゆったりしたものが多く、ベースソロも半分のテンポで乗っかって演奏する手もある。たまにはメロディーを弾くこともありです。

次にバラードの場合ですが、ベースのバッキングとしては、乗りは2ビートの乗りで、2拍ずつ弾く。プロのミュージシャンでは、半分ソロじゃないかと思うほど、おかずを入れてくる演奏者もいる。ベースソロはあまりないけど、メンバーが少ないとき、たとえばピアノトリオとかだったら、バラードのベースソロもやらなくてはいけない。このやり方ですが、結構難しい。テンポが遅いのでふつうにバラードのテンポで乗ってやってると間がもたない、それで途中から倍テンポの乗りでやったり、また戻して元のテンポで細かいフレーズ、極端にいえば三十二分音符等を入れてソロをすることもある。速いテンポの逆だ。バラードの時は、テンポが遅い分ワンコーラスが時間的に長くなるので、ベースで丸々ワンコーラス全部ソロをすることはあんまりない。AとA'くらいまでやって、サビからメロディー隊がテーマに入って終わり。バラードで一番気をつけるのは、遅いテンポをいかにキープするか、わたしは足で倍のテンポを取って、バッキングの時もベースソロの時もそうしている。バラードはざっとこんな感じです。

ベースソロが終わって、次の番にいくときの渡し方について。
ベースソロがもう終わりますよ、という合図をします。これは、大体終りから4小節めから4ビートを刻んでいく場合と、終りから2小節から4ビートを刻む場合のおおまかにいって2種類のやり方で終わる。次の演奏者は聞き耳を立ててベースソロを聞いているのでベース奏者ははっきり終わる意志を伝えないといけない。終わったらメロ隊がテーマを演奏して曲を終わらせるのか、ドラムスの4バースにいくのかどっちかでしょう。

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