ジャズ好き集まれ
ジャズスタンダードナンバーを覚えよう
ジャムセッションで演奏される曲はほぼ100パーセント
ジャズスタンダードナンバーではないかとおもう。
ジャムセッションに出かけていって、
打ち合わせの時にまったく知らない曲を出されたらどうだろうか。
こんな曲きいたことないぞ、
どんな風に演奏すればいいのだろうか、困ったな。
きっと、自分だけがこの曲を知らないんだ、
他のミュージシャンは皆知っているんだな、
と思うでしょう。
そうなると、焦りだすわけです。
自分も早くジャズスタンダードを覚えなくては
皆に置いて行かれる、という具合に。
しかし、ジャズスタンダードを覚えるといっても
何百何千とある曲を全部覚えることはまず不可能です。
それで、こういうやり方で少しずつ覚えて行けばいいと思います。
それは、ジャムセッションに行ってそこで自分の知らない曲
が出てきたら、セッションが終わって、
その日のうちにでも、その曲についてジャズ曲集で楽譜を探したり、
そしてユーチューブ等で曲を探して実際の演奏を聴いて確かめたりして、
情報を集めて、次回演奏することがあったら
困らないようにしていきたいものです。
この作業をするだけでかなり知らない曲を
減らしていけるのではないでしょうか。
ジャズミュージシャンは自分が演るレパートリーは大体
ある程度決まった曲を演るものです。
ジャムセッションに顔を出していれば、
色んなミュージシャンと出会います。
そうすると各々のミュージシャンで演る曲も違って、
その度に知らない曲に出会うことになると思うので、
ジャムセッションに足繁く通うことで、
自然と曲を覚えていくことになる。
ジャムセッションでは同じミュージシャンと
何回も会う機会があると思います。
そのミュージシャンは大体同じ曲を演るので
前回やった曲をまた演奏する可能性が高い。
前回知らなかった曲があった場合、
そのあと調査しておれば今回のセッションでは
前回よりも情報が入っている分、
より良い演奏ができるはずである。
そうやって、何回も同じ曲をやってると自分の
レパートリーの中に入れてもいいようになる。
同じ曲を何回も練習すること:曲を覚えるのに一番いい方法は
これしかないと思います。
曲を覚えるということは、楽譜なしでメロディーからアドリブまで
ガンガン演奏が出来る状態をイメージすると思います。
それができればその曲は完全に覚えたと言えると思いますが
、何百、何千とある曲を全部覚えることは人工知能でない限りムリ。
そうすると、どのくらいの曲を覚えればいいのか、
という話になって、プロミュージシャンで数百曲、
アマチュアで数十曲、
がいつでも完璧に演奏できる状態が好ましいところでしょうけど、
しかし、それもあまり現実的ではないかなとおもいます。
それを現実的にするにはどうすればいいかということですが、
より多くの曲を知ること、つまり沢山の曲を聴いて、
聴いたことのある曲を増やす、そして実際にアンサンブルでやってみる。
楽譜があれば譜面をみながら聴くのが一番いいと思う。
コード進行なども一緒に確認できるから。
譜面に書かれているのは記号の集まりでしかありません。
クラシックの場合はいかに楽譜に忠実に演奏するか、に落ち着くと思います。
そこに指揮者の感情が加わって、お客さん魅了する音楽になっていく。
クラシックを聴いてみると、同じ曲を指揮者がちがう演奏を聴き比べると、
各楽器が奏でる音はまったく同じ、しかし、
それぞれの指揮者が抱くイメージが異なるために、
全体の演奏がまるっきり違って聴こえる。
ジャズの場合はミュージシャン自体が指揮者みたいなものだから
、譜面の記号をどのように発展させていくかは
アンサンブルによって全員でつくりあげていくものだと思う。