ジャズ好き集まれ
ジャムセッションの進み方
最近ジャズライブハウスでは、ジャムセッションが盛んにおこなわれています。
ジャズ初心者が参加するには絶好の場所であり、自分の実力を発揮したいところです。
ジャムセッションの進み方は
ライブハウスの専属バンドがいればにそのバンドに加えてもらう。
セッションミュージシャン同士で組み合わせてセッションする。
自分のバンドがあればバンドで行ってやる。
このようなやり方でジャムセッションは行われる。
個人的には、ホストバンドに加えてもらう形がいちばん勉強になると思う。
なぜかというと、自分よりはるかに上手いプロの胸を借りて一緒に演奏するということは自分の実力をすべて発揮できるので、自分の良いところ悪いところが明確にできるということです。
自分がフロント楽器つまりメロディー楽器を担当している場合は、自分が演奏したい曲をリクエストして、スタンダードナンバーならばだいたい楽譜は皆もっているのでやってもらう。あまり知られてない曲だとCメロの楽譜を用意しておく。
自分がテンポを決めたければカウントを出せば良い。
ジャズではいきなりテーマから始まることもありますが、イントロをべつにつけることがあります。
イントロはイントロを受け持つミュージシャンの頭の中で即興的に作られ他のミュージシャンはどこから入るのか即座に判断しないとならない。
大体イントロはピアノかギターに任されていることが多く、たまにベースとかもあります。
ラテンジャズなどでは、ドラムとかパーカッションから始まるのが多い。
曲によってはイントロが定番となっているものもある。
次にテーマの演奏に入るわけです:
テーマを演奏するのは、そのバンドによって違いますが、一般的にはメロディー楽器が取るのが普通です。ピアノトリオではピアノが、カルテットではサックスかトランペット等の様にメロ楽器が取る。メロ楽器が多い場合はユニゾンとかハーモニーで一緒に取る。
次がアドリブ演奏になります:セッションの一番盛り上がるところ
テーマが終わったらアドリブに入ります。
アドリブはテーマのコード進行で行うのが普通ですが、曲によってはアドリブ用に別のコード進行で行うこともあります。
アドリブの順番ですが、テーマを取った楽器から入りますが、バンドによっては別の楽器から入ることもあります。
アドリブの長さはメンバーの数によって調整します。つまり多ければ個々の長さを短めにし、少なければ長めにする。
アドリブの数え方はテーマと同じ長さを1コーラスといい、演奏前に大体のコーラス数を決めてはじめるのが普通です。しかし、実際には興が乗ってくると長くなることは当然のことです。
具体的な順番は、最初はテナーサックスかアルトサックスあるいはトランペットあたりが1番目にきて2番目はギターかピアノあたり、最後がベースソロで、ベースソロが終わったらドラムソロに入る。
このドラムソロは1コーラスすることはほとんど無い。
4バースか8バースやって終わりになる。
4バースとはなんぞや、といわれそうです。
4バースとは、1コーラスが例えば32小節あったとしましょう。
この32小節を4小節づつ分けましょう。
最初の4小節をフロント楽器のアドリブで次の4小節をドラムソロでその次の4小節はフロント楽器のアドリブがあり、その次の4小節がドラムソロという具合に4小節ごとに代わりばんこに演奏していくやり方。
8バースは、この4小節が8小節になること。
後テーマの演奏:前テーマとほぼ同じですが、エンディングに入るので最後フレーズが変わってくる。
エンディング:後テーマの最後のフレーズを何回か繰り返して終わるやり方も面白い。