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コントラバスよもやま話

投稿日:2017年4月13日 更新日:

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コントラバスよもやま話

エンドピンの話
コントラバスにエンドピンというのがあります。
これは、コントラバスやチェロ等の図体の大きな楽器
を支えるためのものです。
長さの調節ができるので、コントラバスなどを演奏するときには
身長にあわせることができる。

以外に知られてないことだと思いますが、
普段はエンドピンの先端はゴムのキャップをかぶせて通路や
ステージの床を傷つけないようにしてますが、
ゴムのキャップをはずして直接床に突き立てると、
弦の振動が楽器本体からエンドピンを伝って床につたわる。
そうすると、床に伝わった振動が床全体に伝わって、
床の振動が体に伝わってより大きな音で聴こえるそうです。
特に材質が木材が一番いいそうです。
楽器も材質が木ですのでよく共鳴するのでしょう。
バイオリンとかは、空気振動だけで音がつたわりますが、
チェロやコントラバスは空気振動だけでなく、
床からの振動も手伝って良く聴こえるということです。
これは、楽器の演奏者も感じていて、
非常に気持ちがいいものらしいです。
ゴムのキャップをかぶせたままだと楽器の振動がゴムに吸収されて、
効果が薄れるそうです。
エンドピンを使う楽器は弦楽器ではコントラバスやチェロ以外に
ギタロン、マンドローネなどがある
。木管楽器ではバスクラリネット、コントラファゴット等がある。

クラシックオーケストラのコントラバス奏者の苦労の話
オーケストラのコンサートの会場でコントラバスの奏者
が開場したホールのステージで楽器の調整をしている姿を
よく見かけますが、練習が終わってもコントラバスという楽器自体が
大きいので楽屋やステージの袖に持っていけない。

弦楽器というものは湿度に敏感で、外で雨が降り出したりすると、
濡れたお客さんが入ってきて、湿気が増しチューニングが狂ったりする。

それで開演間際まで調弦している。
ヴァイオリンやビオラ、チェロ等の楽器は楽屋やステージの袖で
チューニングができるのでステージに残っていることはない。
コントラバスを演奏するにもこんな苦労しながらがんばっています。

ちなみにコントラバスに弦が4本と5本の2種類あるのをしってましたか。

クラシックでは曲によって4本弦のコントラバスと5本弦の
コントラバスを使い分けるそうです。
例えばベートーヴェンの運命は5本弦でないと出せない音があって5本弦の方を使い、モーツァルトの曲は4本弦の方がモーツァルトらしさ出るよう
です。弦の張り方は4本弦の場合高い方からG・D・A・Eとなり、5本弦の場合は高い方からG・D・A・Eここまで4本弦と同じでその下がBになる。
当然5本弦のほうがより低い音を出すわけだから、
体力も必要になってくる、ドイツでは4本弦のコントラバス奏者よりも
5本弦のコントラバス奏者のほうがギャラはいいらしい。
日本ではそのような区別はないそうです。
聞いた話ですがN響の場合は入団の時に4弦にするか5弦にするか
を決めるらしいです。コントラバスのパート内では半分半分らしいけど、その日のぐあいで5弦だけとかになる
ときもあるそうです。

コントラバスを買うとしたら何に気をつけたらいいでしょうか。
コントラバスでも何でも、弦楽器はメンテナンスが必ず必要になってくるので、
先ず楽器店の選定から始めたらいいのではないでしょうか。
プロが通う店はかなりの信頼度は高いとおもいます。
楽器の主治医的な存在なので、プロが利用しているお店は絶対です。
それと、値段が安すぎるのもやめたほうがよい。
コントラバスとケースと弓と松脂あわせて5~6万円とか

あまりに安すぎるものにいいものはない。価格は製造コストで
決まるので安いものはそれだけコストをかけてないので、
あちこちに不良箇所がでてくる。ちゃんとした音が出るものは
50万円ぐらいからでしょうか。
いま中国製でも30万円ぐらいでもいいものがある。ヨーロッパの古い楽器ではドイツ・イタリア・ハンガリーのもので100万円から200万円クラスのものがあり、いいものは500万円以上のものもある。

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